キャッシュフローの読み方 練習帳 › 第4課
第4課 運転資本とCF
運転資本=売上債権+在庫-仕入債務。これが増えると、その分だけ営業CFが減ります。
出発点の「サンプル商事株式会社(架空)」は卸売業の架空の会社で、数字はすべて架空の数値です。実在の会社の決算とは関係ありません。単位は百万円です。
第2期は仕入価格(商品の相場)が上がり、当期純利益は から に増えました。一方で運転資本が大きく膨らみました。
| 第2期の動き | 第1期末 | 第2期末 | 増減 | 営業CFへ |
|---|---|---|---|---|
| 売上債権 | ||||
| 棚卸資産(在庫) | ||||
| 仕入債務 | ||||
| 運転資本 |
運転資本が動かなければ、第2期の営業CFは でした。実際は運転資本の増加を引いて のマイナスです。増益なのに、本業で現金が出ていきました。
B/Sの読み方 練習帳とのつながり
B/Sの読み方 練習帳の第6課(有料版)では、第1期の会社で仕入価格が2割上がると、運転資金が 増えると計算しました。C/Fでは、この増加がそのまま営業CFのマイナス()として出てきます。第2期の実際の増加は で、それより大きくなりました。値上がりに加えて、在庫を持つ日数も延びたためです。
動かしてみる
第2期の数字をもとに、運転資本の増減だけを動かします。ほかの段(利益・減価償却・税金など)は第2期のままです。
第5課以降と自社診断は有料版(note)で
ここまでで、利益と現金のずれと、間接法の営業CFの組み立てを見ました。続きの有料版では、同じサンプル商事の数字を使って、投資CF(設備投資をB/Sから逆算する)、財務CF(借りて賄う年と返す年)、CFの型とフリーCF、二期のC/Fを並べた総合演習に進みます。決算書の二期分の数字を入れて簡易のC/Fを出す自社診断も付いています。
有料版はダウンロードして手元のブラウザで開く形式です。入力した数字は外部に送信されません。