B/Sの読み方 練習帳 › 第3課
第3課 負債と純資産
B/Sの右側を、返す必要があるお金と返さなくてよいお金に分けて読みます。
例に使う「サンプル商事株式会社(架空)」は卸売業の架空の会社で、表の数字はすべて架空の数値です。実在の会社の決算とは関係ありません。単位は百万円です。
右側は「返す必要があるお金(負債)」と「返さなくてよいお金(純資産)」に分かれます。
負債も流動と固定に分けます。仕入代金のように本業の循環の中にあるものは流動負債です。借入金は、返済期限が決算日の翌日から1年以内なら流動、1年を超えるなら固定です。
| 科目 | 区分 | 利息 | 中身 | 第1期 |
|---|---|---|---|---|
| 支払手形 | 流動負債 | なし | 仕入代金を手形で払う約束。期日に払えないと不渡りになり、取引が止まります。 | |
| 電子記録債務 | 流動負債 | なし | 支払手形の電子版。期日の重さは手形と同じです。 | |
| 買掛金 | 流動負債 | なし | 商品を掛けで仕入れて、まだ払っていない代金。 | |
| 短期借入金 | 流動負債 | あり | 1年以内に返す借入。在庫や売掛金の資金に使うことが多いです。 | |
| 長期借入金 | 固定負債 | あり | 返済が1年を超える借入。設備や土地の資金に使うことが多いです。 | |
| 資本金 | 純資産 | — | 株主が出したお金。 | |
| 利益剰余金 | 純資産 | — | 過去の税引後利益から、配当を引いた残りの積み重ね。 |
有利子負債と、そうでない負債
- 有利子負債(短期借入金・長期借入金など)は利息がかかります。金利が上がると利払いが増えます。第1期は 百万円です。
- 仕入債務(支払手形・電子記録債務・買掛金)は利息がかかりません。ただし期日が決まっていて、遅らせると信用を失います。第1期は 百万円です。
利益剰余金はP/Lとつながる
前期末 + 当期純利益 - 配当 = 当期末
サンプル商事の第1期(百万円)
利益剰余金が大きくても、その分の現金があるとは限りません。利益は在庫・設備・売掛金などに形を変えて、会社の中に残っています。